鹿島鉄道廃線
鹿島鉄道廃線
今回の廃線探訪は、とても新しい(?)廃線です。
何せ、廃線になってからまだ1ヶ月しか経過していない、茨城県の鹿島鉄道です。
今年3月末に83年間の歴史に幕を下ろしてから間もない鹿島鉄道を、ゆり子と一緒に
探訪してきました。
実はこの路線は10年ほど前に、仕事の出張で1度利用したことがあります。
沿線はとてものどかで、乗った車両も木造で戦前の製造だったことも記憶に残っています。
何せ「鐵道省」の銘板があるのですから…。
鹿島鉄道の名前は意識していなかったので、廃線探訪の計画を立てるときに
「あれ!?この路線乗ったことがある!」ことを思い出しました。
そんな懐かしさもあり、これまでの廃線探訪とはひと味違った思いで行ってきました。
JR常磐線 石岡駅から鉾田(ほこた)駅までの全長約27kmです。

まずは始発駅の石岡駅です。構内の線路は既に撤去されています。

乗車した当時、「鐵道省製造」とプレートに書かれていたので、調べてみると
そのとき乗ったのはこの車両だったことが判りました。
(5月28日ついにこの場で解体されましたorz)

石岡駅から少しの間は線路が撤去されて鉄板が敷いてあります。

石岡駅構内の建物はほとんど解体されています。
ホーム撤去も時間の問題でしょう。

一気に終点の鉾田駅まで飛びます。まだ運行中のような雰囲気です。

鉾田駅から石岡方面の風景です。最後まで働いていた車両が
3輌放置されています。

窓には「立入禁止」「監視カメラ作動中」の表示が。
無粋ですが、最近は廃線後の部品盗難が多いですから仕方ないでしょう。
廃線後であっても鉄道会社の所有物ですから、取っていったら窃盗ですね。

さて、早速撮影しよう。まずはこの最新の車両KR−505だ。
ちょっと風が強いわね。

パパも一緒に写りたい〜。
はいはい。

次はこのキハ601だ。
これ、さっき石岡駅で見た車両と同じね。
ああ、一番違いで同一形式ぢゃ。

普通、鉄道会社内では塗装を統一するものだが、
鹿島鉄道はてんでんばらばらなのぢゃ。

何これ?さびの色が違う。
茶色い方は数年間のさび、黄色い方は1ヶ月間のさびぢゃ。
そういうこと!?

途中の駅にもいろいろ書いてあるわね。
子供やお年寄りにしてみれば大事な足だったからな。

駅の掲示板も運行当時のままだな。

お!ここがいいな。ここでロケしよう。
線路に降りられるの?

いいねえ、ここ。誰もいないし。
随分静かなところね。

それにしても、ここ、坂になっていない?
そうぢゃ。坂の頂上付近ぢゃ。

線路もきれいに残っているのね。
何せ廃線後1ヶ月だからな。

線路も枕木もバラストも完璧です。
銚子電鉄に持って行ってあげたい〜。

途中の榎本(えのきもと)駅です。入口の左側にあった電話ボックスが撤去されていました。

結構ゴミがあるなあ。
廃止されたからって放置していくのね。

時刻表や運賃表がそのままだな。
廃線を知らない人が見たら本気で待っているかも…。

出札口はさすがにカーテンが掛かっています。

いろいろと書かれた跡があります。

ゆり子、駅舎の前で撮影するぞ。
え〜、恥ずかしいよう。
サッと撮るから大丈夫だって。

空の様子がだいぶ怪しくなってきました。

やがて土砂降りになってしまいました。

帰りに「浜駅」を見て帰りましょう。

ん!?駅なんてどもにもないぢゃないか。

おお、ありました!待合室が撤去されてプラットホームだけになっていました。

やれやれ、やっと雨がやんだな。

この辺は霞ヶ浦に沿って走っていたのですね。

常陸小川(ひたちおがわ)駅付近では、既に線路が撤去され、側溝が掘り返されています。

撤去されたレールはトラックに積み込まれます。

石岡駅に戻ってくると、何事もなかったように常磐線を貨物列車が走ってきました。

鹿島鉄道は5月はじめまではほぼ全線にわたりレールが残されていました。
しかし駅舎取り壊しもレール撤去も進んできているようです。
最近は金属盗も多いので、長期間残すと盗難に遭う可能性もありますし、駅舎も
たまり場になってしまうので、仕方ないのかも知れません。
このまま行くと、1年後には土地しか残っていないかも知れません。
最近は廃線探訪も容易ではありませんね。
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